「ジャガイモ栽培のステップ｜収穫から保存まで」

ジャガイモの収穫は、適切な時期と方法で行うことが重要です。以下にジャガイモ収穫の基本的なガイドラインを示します。

収穫時期

ジャガイモの収穫時期は、品種や栽培環境によって異なりますが、一般的な目安は次の通りです。

1. 植え付けからの期間:
   • 早生種: 植え付けから70～90日
   • 中生種: 植え付けから90～110日
   • 晩生種: 植え付けから110～135日
2. 地上部の状態:
   • 地上部の葉や茎が黄色く枯れてきたら、収穫の合図です。
3. 試し掘り:
   • 収穫時期が近づいたら、試し掘りをしてジャガイモのサイズや皮の状態を確認します。皮がしっかりしていて、スムーズに剥けない状態であれば収穫時期です。

収穫方法

1. 道具の準備:
   • スコップやフォークなどを使用します。土を掘り起こしやすくするため、適切な道具を選びましょう。基本、素手（手袋のみ）の方が楽しいです。
2. 掘り方:
   • ジャガイモの株の周りを注意深く掘り起こします。ジャガイモが傷つかないように、少し離れた場所から掘り始めるのがコツです。周りを農具、本体付近は素手。
3. 収穫:
   • ジャガイモを手で掘り出し、土を落とします。土が乾くと落としやすい。
     傷ついたり傷んだジャガイモは別にしておきます。

収穫後の処理

1. 乾燥:
   • 収穫したジャガイモは、直射日光を避けて風通しの良い場所で1～2日乾燥させます。このとき、光に当たるとジャガイモが緑色に変色し、ソラニンという有害成分が増えるため注意が必要です。緑化した部分は食べない、食べれない。
     
     ソラニンについて
     ジャガイモには「ソラニン」という天然毒素が含まれることがあります。特に光に当たるとジャガイモの皮や芽が緑色に変化し、ソラニンの量が増えます。ソラニンは多量に摂取すると体に悪影響を与えるため、緑色になった部分や芽は必ず取り除いて食べないようにしてください。
2. 保存:
   • 乾燥後、ジャガイモを段ボール箱やネット袋に入れ、暗くて涼しい場所に保管します。理想的な保存温度は5～10℃です。お米の紙袋にいれて、段ボールにしまいます。場所は玄関の端の方。
3. 確認:
   • 保存中も定期的にジャガイモの状態を確認し、腐敗したものがあれば早めに取り除きます。時々、眺めて、コロコロしてあげてください。様子を確認すること、空気をいれかえること、あとは、ジャガイモは転がると可愛いです。