キャベツ収穫後の畝|草木灰とヌカ

住宅跡地(Ruins)

After Cabbage Harvest | Wood Ash and Rice Bran

■この記事の献立

場所:住宅跡地(南関東・Zone9)
季節:2026年3月
気温:7.6℃(45.7℉)
作物:キャベツの後作
作業:キャベツ収穫、収量確認、草木灰とヌカの混和
背景:冬作キャベツの終了と、次の作物へつなぐための畝の整備


■ キャベツ収穫後の畝

3月の朝、住宅跡地の畑はまだ静かだ。
空気は冷たく、気温は7.6℃(45.7℉)。
冬の気配が残る朝である。

この日は、キャベツの収穫を終えた畝の整理をした。
冬のあいだ畝を占めていたキャベツは、ここで一区切りになる。

収穫したキャベツを振り返ってみる。
失敗前提で12株植えた。

結果は、失敗は1株だけ。
11勝1敗。

冬の風や霜、日当たりの違いもなんのその。
思っていたより、ずっと良い結果になった。

収量をざっと数えて記録しておく。
こうした数字は、あとから振り返るときに役に立つ。

家庭菜園でも、小さなデータを積み重ねていくと面白い。

キャベツを抜いたあと、畝の表面は少し固くなっていた。
冬のあいだ、ほとんど動かなかった土が静かに締まっている。

ここで軽く鍬を入れる。
深く耕すというより、空気を入れるような感覚だ。

最初にこの土地を触った2年前。
その頃は、住宅跡地らしいカチカチの土だった。

それに比べると、
今日は少しフワフワしている気がする。

ほんの少しだけ、
畑らしくなってきたのかもしれない。

そこへ草木灰を少し撒き、ヌカも加える。
量はそれほど多くない。
畝全体にうっすら広がるくらいで十分だ。

草木灰は、燃えた木の残り。
ヌカは、米の外側。

どちらも派手な資材ではないが、
畑の中では昔から使われてきたものだ。

この二つを混ぜ込むと、土の匂いが少し変わる。
乾いた灰の香りと、ヌカのやわらかい香りが混ざる。

……そんなことは、感じない(笑)

Zone9の南関東では、
3月は季節の境目だ。

まだ冬野菜が残っている一方で、
春の準備も少しずつ始まる。

畝は、作物が終わった瞬間から
次の準備が始まる。

何も植わっていない時間も、
畑の仕事の一部だ。

キャベツの根を抜いた跡を見ながら、
次の作物を少し考える。

ここに何を植えるかは、まだ決めていない。

ただ、畝の土は少し軽くなった。
空気が入り、色もわずかに明るくなっている。

畑は急がない。

次の種を迎える準備だけ、
静かに整えておく。

そんな朝の作業だった。


Early March in a small garden in Zone 9 Japan.

After harvesting winter cabbage, the ridge was gently loosened and mixed with a small amount of wood ash and rice bran.

The soil slowly recovers after the winter crop.
Now the garden quietly prepares for the next season.

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