第1話:Exodus ― 畑からの脱出

ネギ

こんにちは、私は畑で育っていたネギです。

けれど、今年の夏の暑さには、さすがに参ってしまいました。

太陽はギラギラ、土はカラカラ。葉の先は茶色く枯れ、外葉は力尽きていく…。

「このままでは生き延びられない」

その瞬間、私の Exodus(脱出) 

隣ではかぼちゃの葉が青々としているのに、私はぐったり。

熱い土に押しつぶされるようで、もう声も出せないほどでした。

助けてのサイン

葉先が茶色くパリパリになっている 外葉から順にしおれていく それでも、真ん中の新芽だけが「Survive(生き延びたい)」と視線をこちらに向けている

避難の決断

畑を離れることを決めました。

それは「終わり」ではなく、Survive(生き延びるための選択) 。

あー、なんという痛ましい姿でしょう

ネギが枯れる主な原因

1. 水不足・過湿

  • 水不足:真夏の強い日差しで土が乾ききり、葉先から茶色く枯れる。
  • 過湿:逆に水をやりすぎると根が酸欠になり、外葉から黄変・枯れ込みが進む。
    ⇒今回は、これではない

2. 高温ストレス

  • 30℃を超える高温下では根の活動が弱まり、葉がしおれやすくなる。
  • 特に畑の土が熱を帯びると、根が「蒸れ」てダメージを受ける。

3. 肥料不足・肥料過多

  • 不足:窒素が切れると葉先から黄化、細く弱いネギになる。
  • 過多:化成肥料や堆肥のやりすぎで根が傷み、生育不良や枯れの原因に。

    ⇒ 肥料に関しては微妙です。あまり神経使ってなかったのがリアル

4. 病害虫

まずは、予防:風通し・水はけ改善・密植を避けることが重要
ネギに関しては、一貫して、これらが重要とされています

病気

  • さび病
  • 黒斑病
  • 灰色かび病
  • 軟腐病

ネギの主な害虫

  • ネギハモグリバエ
  • ネギアザミウマ(スリップス)
  • アブラムシ類
  • ネギコガ(ネギのヨトウムシ)

5. 植え方・環境の問題

  • 植え付けが浅すぎると乾燥で弱る。
  • 密植しすぎると風通しが悪く、病気や蒸れで枯れやすくなる。

*暑かった、ということだと思います。

第2話予告

・半日陰での養生

・乾きすぎず、湿りすぎない

・断の決断

※この記事は、南関東(鎌倉・横浜)の畑での実体験をもとに執筆しています。
土や気候の条件は地域によって異なりますが、参考になれば幸いです。

ネギ
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