芋で考える、今年の畑|Thinking About This Year’s Field Through Potatoes

畑の余白(Margin)

■ この記事の献立
・場所:キッチン
・季節:2026年1月
・気温:10℃(50℉)
・作業:イモフェスの構想
・道具:紙とペン(なくても可)
・背景:イモは1年を通して畑を楽しませてくれる。収穫が楽しみな作物でもある。イモを軸に、今年の畑をイメージしてみた。(じゃがいも、里芋、さつまいも)


ジャヤガイモ|定番

― 比較の軸になる芋 ―

ジャヤガイモは、毎年やっている。
やり方も、時期も、品種も、だいたい決まっている。

それでも植えるのは、
「うまくいくから」だけではない。
『うまくいかないこともある』

  • 毎年やっているからこそ、比較対象になる
  • 天候や土の違いが、そのまま記録として残る
  • 多少失敗しても、驚かないし、折れない

真冬に種芋がホームセンターに登場する
今年の畑のイメージ作りが始まる
パイロットベジタブルとでも言いましょうか
1年が、ここから始まります。

ここが崩れると、
他の作物の評価も、全部ぼやけてしまう。

だから、定番。
冒険はしない。
種類も変えない『キタアカリ』
変えるとしても、ボリュームだけ。

里芋|リベンジ

― 失敗を引きずったまま植える芋 ―

里芋は、去年にやらかしている。

  • 芽が出たが、なんだか弱かった
  • 出たけれど育たなかった
  • 水なのか、日当たりなのか、理由がはっきりしなかった
  • 暑かったしか、言い訳が見つからない
  • マルチがなかったからか、答えは、まだない。

それでも、やる。
だから、やる。

今年は、
「全部変える」わけではない。

  • 過去に何が起きたかを、ちゃんと振り返る
  • 今年は、1〜2点だけ条件を変える
  • あえて変えないことも決めておく

【マルチ】は今年の前提

やり方を総入れ替えすると、
結局、何が効いたのか分からなくなる。

里芋は、
失敗の記録を引き継ぎ、
同じ畑で、同じ目線で、もう一度向き合う。

さつまいも|チャレンジ

― 期待する芋 ―

大きくかわるのが、ここです。

長年選んできた『安納芋』から
今年は『紅はるか』に変えます。

育て方が、
劇的に変わるわけではありません。
畝も、時期も、大きくは変えない。

それでも、変えます。

理由は、はっきりしています。
焼き芋の甘さの追求です。
今年の冬、甘さの進化が鈍かった。
種類のせいではないでしょうが、変えてみる。

うまくいく保証もない
たくさん獲れる気もしない

それでも、
この畑で、今やっておきたい。

さつまいもは、
成功を取りに行く芋ではなく、
畑の余白を試す芋です。

期待はする。
でも、期待しすぎない。

うまくいかなくても、
「やってみたい」という記録が残ればいい。


キッチンで紙とペンを広げ、
今年の畑を芋で考えてみた。

定番のジャヤガイモ、
リベンジの里芋、
チャレンジのさつまいも。

収穫の話ではなく、
畑と一年の付き合い方についてのメモ。

At the kitchen table,
with just paper and a pen,
I thought about this year’s field through potatoes.

A classic, a revenge, and a challenge.
Not a story about harvest,
but a note on how to spend a year with the field.


あとは畑が続きを書いてくれます。
Now the field will write the rest.

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