第2話:「ネギ、充電中。」

ネギ

避難のあとに

切り詰められた葉。黄ばんでしおれた古い葉。それでも、ネギたちはまだ生きている。

根元からは小さな新芽が顔を出し始めました。

「まだ、終わっていない」

ここは“リカバリ病棟”

カゴメの「かる〜い土」に腰を下ろし、静かに呼吸を整える場所です。

軽〜い土がくれる安心感

この土はヤシガラやハスクチップが主体で、空気をたっぷり含みます。
水はけがよく、根腐れを防ぎながらも、適度な湿り気を保てる。
蒸れに弱いネギにとっては理想的な環境です。
軽く、扱いやすい。まさに「避難用のベッド」としてぴったり。

見守ります

・日陰で静養
  直射日光はまだ厳禁。明るい日陰、風通しのよい場所で。
・水はしっとり保つ程度
  軽い土は乾きやすい。表面が乾いたら、下から滲むくらいに水を与えます。
・肥料は今は与えない
  根が再生していない段階では、肥料はかえってストレス。
  新しい白根と青葉を待つことにする。

倒れ込む古い葉もありますが、新しい芽へと命を託し、やがて役目を終える自然な姿です。それは、大袈裟かな。
私は、くたびれている葉っぱは、即切る派です。

やがて根元から、白い新根が伸びるはず。立ち上がったら畑に帰そう。

第3話予告「畑に帰る」

作り方が迷走し始めたな。まぁ、いいか。

カゴメ「かる~い野菜の土」の特徴

  • 軽くて持ち運びがラク。特に袋で買ったりポットに入れたりする時に便利。
  • 根腐れしにくい配合。水はけをある程度確保しつつ、過湿を防ぐような構成になってる。
  • 原料はココヤシピート、ハスクチップなど、植物由来の軽い素材が使われていて、通気性や軽さを出している。
  • 肥料が最初から入ってるタイプ(速効性・緩効性化成肥料入り)なので、植え込んでからある程度の期間、水やり中心でも育てやすい。
  • 栽培終了後は燃えるゴミとして処分可能。廃棄方法が簡単な点もメリット。

ネギ栽培との相性・使いどころ

「かる~い野菜の土」は、特にネギの避難→養生→ポット移植といったステージでかなり使える土です。以下その理由と注意点。

良い点

  • 土が軽いので、移植時の株へのダメージが少ない。持ち運びもしやすい。
  • 通気性と排水性が比較的良いので、ネギが過湿で腐れるリスクを減らせる。
  • 肥料入りなので、すぐに成長を促せる。回復期のネギにはありがたい。
  • 廃棄が簡単なので、ポットを使った養生(控室)ステージで使った後の後片付けがラク。

注意点

  • 最初に入ってる肥料が切れると栄養不足になるので、回復期以降の追肥が必要。
  • 軽さを追求しているため、保水力が落ちることがある。乾きすぎには注意。
  • 比較的浅いポットや小さな容器だと、根の広がりや支えが足りず倒れやすい・風で揺れるなどのトラブルに。
  • 寒冷期や夜間気温が下がる時期は、軽めの土だと急激に冷えやすくなるので、保温対策も考慮したい。

※この記事は、南関東(鎌倉・横浜)の畑での実体験をもとに執筆しています。
土や気候の条件は地域によって異なりますが、参考になれば幸いです。

ネギ
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