8月初め ― 小さな始まり

夏の畑に黄色い花が咲き、その奥に小さなゴーヤが顔を出しました。
まだ細長く頼りないけれど、この瞬間が一番わくわくします。
→実がつくのは雌花だけ。雄花の花粉をつける人工授粉で収穫率がアップすると言われているが放置です。真夏は水切れしやすいので、朝か夕方の水やりを頑張るしかない、ほどほどに。
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8月9日 下北沢シェルター

その節は、皆さん、ありがとうございました
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一昨日 ― ひとつ収穫

今年はわずか二つの実。そのうちのひとつをようやく収穫しました。
手にのせると、ゴツゴツとした感触と濃い緑のつや。数が少ないぶん、その重みもひとしおです。
→収穫の目安は「緑が鮮やかで、イボがしっかりしている時」。
肥料はリン酸・カリを意識すると実が安定すると言われているが、なかなか難しい。
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昨日 ― 食卓へ

収穫したひとつは、ゴーヤチャンプルーに。
卵、豆腐、豚肉と炒めると、ほろ苦さがちょうどよいアクセントになり、夏らしい力強い一皿に。
→薄切りにして塩でもみ、水にさらすと苦味がやわらぎます。炒めるときは強火で手早く、シャキッとした歯ごたえを残すのがコツとかありますが、全面的にお任せしております。
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今日 ― 熟れすぎて弾ける

プランターに残したもうひとつは、鮮やかなオレンジ色に変わり、ぱっくりと裂けて真っ赤な種を見せていました。
食卓にはのらなかったけれど、「次の世代を託す」という役目を果たした姿に、自然の営みを感じました。
→赤い仮種皮に包まれた種を洗って乾かせば、来年の種として使えます。風通しのよい日陰でしっかり乾燥させるのがポイント。
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🌱 今年のゴーヤは二つだけ。
ひとつは食卓へ、もうひとつは命をつなぐ。
数が少なかったからこそ、その一つひとつが忘れられない夏の景色になりました。
では、また。
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