この記事は、里芋の植え付けにおける渇水対策の記録です。
南関東(Zone9)での実測・観察として、
マルチ有りの畝は「乾燥を抑え、水分保持が明確に向上」しました。
■この記事の献立
場所:市民農園(鎌倉)
季節:2026年5月
気温:24.5℃(76.1℉)
作物:里芋
作業:植え付け・マルチ施工
背景:前年はノーマルチで乾燥により生育が不安定だったため、カバードマルチで再設計
関連:里芋が太らなかった年|Taro Failure 2025
芋で考える、今年の畑|Thinking About This Year’s Field Through Potatoes
■材料
写真:畝の整形、マルチ施工後の状態、種芋
メモ:やや日陰の区画で、乾燥対策を主目的にマルチを採用
■乾かさない設計に変えた里芋のスタート
畑の一角、少しだけ日差しがやわらぐ場所に、今年の里芋を置いた。
去年は同じような場所で、マルチを使わずに植えた。
結果は、乾いた。
表面はすぐに白くなり、土は締まり、芽の出方も揃わなかった。
今年はそこを変えた。
畝を高めに作り、黒マルチで覆う。
穴を開けて、そこに種芋を入れる。
軽く土をのせた。
作業としては大きく違うことをしているわけではないが、「乾かさない」という意図だけははっきりしている。
マルチの上には、施工直後の水がそのまま残っていた。
穴の中にも、少し水が溜まっている。
去年の自分なら気にしていたかもしれないが、今年は違う。
これは「残っている水」ではなく、「逃げていない水」だと思うことにした。
里芋は、乾きに弱い。
逆に言えば、水が抜けなければ、それだけで条件は整う。
そのためのマルチであり、そのための日陰だ。
今回の区画は、完全な日向ではない。
大概の作物にとっては不利に見える場所だが、里芋にとってはむしろ穏やかな環境になる。
直射が弱く、乾燥のスピードも遅い。
マルチと組み合わせることで、水分はさらに長く残るはずだ。
畝はやや粗く仕上げている。
細かく整えすぎないことで、土の中に空気の層を残す。
水と空気、その両方を保つことが、この作物にはちょうどいい。
作業を終えて畝を見ると、去年よりも静かだ。
何かが劇的に変わったわけではない。
ただ、条件が整っているという感覚だけがある。
発芽までは何も起こらない。
土の下でゆっくりと始まるだけだ。
……とはいえ、そこまでドラマチックな話でもない。
私は、里芋が大好物である。
ただ、それだけです。
今年は、その時間をそのまま待てそうな気がしている。

今年はなんか、安心な感じするね

うん、水が残ってるからだね〜

見えないけど、ちゃんと育ちそう
This is a planting record of taro focused on drought prevention.
In Zone 9 Japan, switching from bare soil to covered mulch clearly improved moisture retention. A slightly shaded area helps stabilize the soil condition.
Nothing dramatic is visible yet—but the field feels prepared.


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