この記事の献立
・場所:市民農園(鎌倉)
・季節:2025年11月
・観察:大根の収穫
・資材:-
・背景:ダイコンを引き抜いてみたら穴がボコボコ開いていた件
・関連:ダイコンの育て方
■ 前回までのあらすじ
2025年11月下旬、鎌倉の市民農園で冬大根の初期収穫をしました。
形は良く育っていたものの、表面に無数の穴。
「これは空洞症?虫?食べられるの?」
と気になったので、原因と対策を整理し、まだ、収穫序盤ですが来年につながる“畑メモ”として残します。
■ 症状:表面に複数の丸い“浅い穴”

特徴:
円形の浅い穴がポツポツ
深いトンネルではなく、表皮中心
*これは 内部がスカスカになる“空洞症”とはちがうかな。
■ 原因に考えられること
① ヨトウムシ・コガネムシ幼虫の表面食害
秋〜初冬まで活動する虫が、大根の表皮を“試食”。
*10〜11月はヨトウムシの最盛期
表皮だけを浅くかじるため「丸い穴」が残る
南関東は11月でも暖かい日があるため、虫の活動期間が長いのも特徴。
② ネキリムシ(コオロギ類)による夜間のかじり跡
ネキリムシは夜間に活動し、大根の肩・地表付近を浅く削るようにかじります。
円形で浅い・表皮のみ・中身はたいがい無傷
③ 雨 → 晴れ → 乾燥の“水分ストレス”
南関東(鎌倉)では近年、秋の様子が不安定(夏の暑さが続いたり、雨が続いたり降らなかったり)
表面が弱り虫害と合わせて複合的に起きたかもしれない
今後の課題です
■ このパターンは食べます
こういう事普通におきます
表面の穴の部分を2〜3mm削れば問題なし。
■ 南関東(Zone9)向け・来年の対策まとめ
① 大根の肩までしっかり土寄せ
肩が出ると虫にかじられやすい。
土寄せで“肩隠し”を徹底すると予防率は大幅アップ。
② 黒マルチを密着させ、隙間をつくらない
①と同じような理由でガードするってことかな
*今年は、黒マルチを使いませんでした
③ 雨後の乾燥期は“浅く中耕”して水分ムラを防ぐ
水分の急変は表皮トラブルのもと。
表土を軽くほぐす
表面の乾きすぎを防ぐ
*お肌ケア
→大根の皮が強く育つ
④ 間引き後に「薄く米ぬか」をまく(おすすめ)
南関東の土と相性が良い。
微生物が活性化
→表皮が強くなる
■ 畑の作文
穴ぼこだらけになった。
去年と違うやり方を試して、うまくいかなかった。
畝の準備はいつも以上に丹念にした。
葉っぱに期待した。
その期待ゆえに、スジ撒きで黒マルチは使わなかった。
順調だったはずだ。
しかし、夜には小さな虫たちが、静かに土を歩いていた。
その気配が、大根の白い肌に刻まれている。
ただの傷ではなく、今年の畑の記録だ。
収穫序盤に、綺麗に落胆した。
大根は育成に失敗が少ないと言われています。
とんでもない、愛しい失敗だらけです。

