防虫ネットは「秋キャベツ三大ガード」になります
- 虫よけ
- 雨よけ
- 風よけ(寒さ対策)
秋まきキャベツはネット必須
秋は家庭菜園にとってキャベツ栽培の本番です。夏の暑さがやわらぎ、成長が安定する一方で、虫の活動はまだ活発。
特にコナガやモンシロチョウの幼虫が大好物のキャベツには、植え付けと同時にネットをかけるのが鉄則です。ネットを張ることで卵を産み付けられるのを防ぎ、農薬に頼らずに葉を守ることができます。
秋特有の敵「カタツムリ・ナメクジ」
夏の間に勢力を増したナメクジやカタツムリは、秋になるとネットのすそや支柱を伝って忍び寄ります。
実際、ネットの上をのんびり移動している姿をよく見かけます。彼らは穴をあけて中に侵入することもあるため、ネットの張り方には特に注意が必要です。小さな穴やゆるみを放置すると、夜の間に入り込んで葉を食害してしまいます。

秋の大雨から守る“雨よけ”効果
秋は台風や前線の影響で、突然の豪雨や長雨になることもあります。そんなとき、ネットには「雨よけ」の役割もあります。
- 雨粒をやわらげる
強い雨を受け止めてくれるので、苗が倒れたり泥が跳ねて葉を汚すのを防げます。 - 泥の跳ね返り防止
泥が葉につくと病気の原因にもなります。ネットで清潔に保てます。 - 風もやわらげる
台風シーズンの強風も多少やわらげ、茎折れを防ぐ効果があります。
対策の工夫
- ネットのすそをしっかり土で押さえる
- 支柱とネットの隙間もピンで固定
- あまり神経質に施工すると嫌になるので、義務的な気持ちでやらない
防虫ネットが寒さに効く理由
- 冷たい風をやわらげる
秋から冬にかけての冷たい北風を直接受けないので苗の葉や茎へのダメージを軽減できます。 - 地温を少しだけ保つ
日中の熱をほんのり中にためておくので、露地よりも気温差がやわらぎます。 - 霜よけの効果
完全な不織布ほどではありませんが、霜の直撃を防いで葉を傷めにくくします。
ネット越しに育つ秋キャベツ
秋のやわらかい日差しを浴びながら、ネットの内側でキャベツは静かに育っていきます。
虫食いのないきれいな葉を目指すなら、最初のひと手間である「ネット張り」が成功のカギになります。
「秋から冬にかけての冷たい風や霜からも守ってくれるので、安心して収穫を迎えられる」はず
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