■この記事の献立
場所:住宅跡地(横浜)
季節:2026年4月
気温:20.5℃(68.9℉)
作物:キヌサヤ
作業:収穫・観察
背景:寒さが戻ったり雨が続いたりする中で、キヌサヤが静かに収穫期を迎えた
■材料
写真:やわらかく膨らみ始めたキヌサヤと収穫した莢
メモ:不安定な春の天気の中でも、莢は確実に育ち、収穫の合図を出している
■やわらかい春の中で、収穫は始まる
4月の横浜。
気温は20.5℃(68.9℉)。少し暖かさを感じる日もあれば、急に冷たい空気が戻る日もある。
雨も重なり、春はまだ完全には落ち着いていない。
あれ、もう夏?と思わせる日もある。
そんな揺れの中で、キヌサヤは確実に次の段階へ進んでいた。
畝に立つと、つるはすでにネットに絡み、全体として柔らかく広がっている。
数日前までは白い花が目立っていたが、今はその花の跡に、小さな莢(さや)がいくつもぶら下がっている。
細く、やわらかく、まだ頼りない形をしているが、その一つひとつが確実に育っている。
キヌサヤの収穫は、「大きくなってから」では少し遅い。
スジっぽくなってしまうのだ。
むしろ、少し早いくらいがちょうどいい。
莢(さや)が平たく、指で触るとやわらかい段階。
中の豆が膨らみすぎる前、その一瞬を拾っていくように収穫していく。
畑の中でしゃがみ込み、のぞき込む。
光の角度を変えながら莢(さや)を探すと、見えていなかったものがふと浮かび上がる。
収穫は作業というより、観察に近い。
かなりの確率で見逃してしまうが、
収穫は成長を最も助けるとも言われている。
育てるために、摘むのだ。
寒さが戻る日があっても、雨が続いても、キヌサヤはその都度止まるわけではない。
ただ、少しだけペースを変えながら進んでいる。
その積み重ねが、いま目の前にある莢の形になっている。
南関東(Zone9)の春は短い。
気温はすぐに上がり、やがて一気に季節は進む。
だからこそ、このやわらかい収穫のタイミングは長くは続かない。
今日見つけた莢は、明日には少し硬くなり、明後日には中の豆が主張し始める。
完璧なタイミングを狙うというよりも、その日の畑に合わせて少しずつ拾っていく。
それくらいの距離感が、この時期のキヌサヤにはちょうどいい。
先月はモサモサと茂り、育て方を考えていたが、今は収穫に少し急かされている。
以前、直播とポットでの育て方を試していたが、
結果としてはポットの方が背が高く、収量も多くなっている。
関連:キヌサヤの芽が出て来ました|直播きとポット育苗、どちらも試してみる
手のひらに収まる莢(さや)は軽く、どこか頼りない。
けれど、その軽さの中に、春の確かな進行が含まれている。


こんなに収穫できたのに、半分くらい減ってない?

スジを取るとね、だいぶ軽くなるんだよ〜

でも、その分やわらかくて、おいしくなるってことか

早めに採ると、そもそもスジも気にならないよ〜

ベーコンと炒めるのと、ごま和え、どっちが好き?

どっちもいいけど、やわらかいのは早どりだね〜

なるほど、収穫のタイミングが味を決めるんだね
Snow peas begin to harvest quietly in early spring.
In Zone 9 Japan, timing is everything—slightly early is best.
Even with changing weather, they keep growing steadily.
A soft harvest marks the gentle shift of the season.


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