■この記事の献立
場所:住宅跡地(横浜・南関東 Zone9)
季節:2026年3月
気温:10℃(50℉)
作物:キャベツ後作(ミニトマト・ニンジン・枝豆/インゲン)
作業:畝の整理と後作の構想設計
背景:冬作キャベツの終了後、夏に向けた畝の再設計
関連:キャベツの履歴
写真:キャベツ後の畝設計図(POST-CABBAGE DESIGN)
メモ:タマネギを一部残しながら、空いたスペースをどう使うかを検討
3月の住宅跡地。
気温は10℃(50℉)。まだ空気は冷たいが、畑の中には確実に次の季節の気配がある。
キャベツを収穫し終えた畝は、役目を終えたようでいて、実はこれからが本番だ。
冬の蓄積を受け継ぎ、次の作物へつなぐ「余白」としての時間。
この畝は3000mm。
そのうち一部には、予備で残していたタマネギが静かに居座っている。
この“完全に空いていない状態”が、今回の設計のポイントになる。
■まず考えたのは、ミニトマト。
夏の主役としてはやはり外せない存在だ。
中央の広いスペースを使えば、支柱を立てて上に伸ばす構成が取りやすい。
風通しも確保しやすく、Zone9の初夏の強い日差しにも耐えられる配置になる。
キャベツ後の土は比較的肥えているため、初期生育も安定するはずだ。
一方で、全面をトマトにするのは少し単調にも感じる。
■そこで考えたのが、ニンジンの導入。
ニンジンは直根で、土の深さを使う作物。
トマトとは違う層を利用するため、同じ畝でも競合しにくい。
さらに、春まきであれば、ちょうど気温の立ち上がりと重なる。
空いているラインに細く入れることで、畝の“密度”を上げる役割にもなる。
見た目としても、直線的な播種ラインは少しCAD的で美しい。
そしてもうひとつ。
■枝豆やインゲンといったマメ科の作物。
これは「リズム」を作るための選択だと思っている。
トマトが上に伸び、ニンジンが下に潜る。
その間を、枝豆やインゲンが横に広がる。
マメ科は土に窒素を固定する性質もあり、畝の回復にも寄与する。
収穫のタイミングも早く、初夏の“先行イベント”として楽しめるのもいい。
この畝は、何か一つを最大化するのではなく、
異なる役割を持つ作物を重ねることで、全体としてのバランスを取る設計になる。
キャベツのあとに何を植えるか。
それは単なるローテーションではなく、
畑の時間の流れをどうつなぐかという話なのかもしれない。

キャベツのあと、何でも植えられそうだね

そうだね。でも“何でも”の中に順番があるんだよ

順番?

上に伸びるもの、下に伸びるもの、横に広がるもの。
それを混ぜると、畑がうまく回るんだ

なるほど、畑も設計なんだね
After harvesting cabbage, the ridge becomes a blank canvas for the next season.
In this Zone 9 garden, we plan a mix of mini tomatoes, carrots, and beans.
Each crop uses different space—above, below, and across the soil.
This layered design helps maintain balance and flow in the garden.


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