猛暑の中、私は小さな畑で大根の育成に挑戦しました。経験者として、初心者の頃よりも確実に計画をたて、期待感を胸に抱えていました。大根の芽が畑の土から顔を出す様子には、夢中になってしまいました。
しかし、秋になっても夏の強烈な陽射しと高温が続き、畑の中で大根たちは驚くべきことに根元から白い大根を育てるどころか、驚異的な速さで緑の葉っぱが茂っていきました。美しい葉っぱが太陽の光を浴びて輝き、大根たちがまるで夏の自然の中で独自の営みをしているかのようでした。
初めは予期せぬ展開に驚きましたが、正直何もすることができず、夏の光と畑の土が生み出す生命力を感じ、大根たちの葉っぱが自然と調和している様子は素晴らしかったです。
友達や家族も驚きと笑いに包まれ、畑には葉野菜として頑張る大根の葉っぱたちが、元気いっぱいに広がっていました。予想外の結果にもかかわらず、この経験が私たちに新たな思い出をもたらしてくれたことに、いつしか感謝の気持ちが湧いてきました。
例年ならば霜の影響で暮れには葉っぱは弱ってしまうのですが、今年は暖かさも手伝って、強い大根の葉っぱをいただけます。来年もよろしくお願いいたします。
2年前の秋大根、思い出すこと
葉ばかり茂ってしまった
2年前、大根を育てたとき、まず目立ったのは葉の勢いでした。肥料を多めに入れたのが良かったように見えたのですが、肝心の根は思ったほど太らず、少しひょろ長い姿に。葉を見て「元気そうだ」と思った分、肩透かしを食らった感覚を覚えています。
肥料を足したくなる気持ち
成長が止まっているように感じると、つい「肥料不足かも」と思い、さらに追肥したくなるものです。けれど大根は肥料が多すぎると、根が割れたりす入りしたりと、逆効果になることをそのとき学びました。
土の環境との関係
振り返れば、土の状態も大きかったと思います。固めの土や酸性に傾いた土では、肥料を与えても吸収がうまくいきません。2年前は石やかたまりを十分に取り除けず、根が途中で曲がってしまった株もありました。
学んだこと
大根は「少肥で十分」。葉の様子に惑わされず、元肥を控えめに、追肥は必要最小限にするのが正解だと今では感じています。思うような形にならなかったけれど、その経験があるからこそ、今の栽培につながっていると実感しています。



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