■ この記事の献立
・場所:市民農園(鎌倉)土手
・季節:2025年11月
・作業:クワ(桑)の伐採
・道具:ノコギリ
・背景:小川沿い土手のメンテナンス作業として実施
・関連:レモン畑をつくろう|Lemon Field Project
■ 今日の実作業レポート|クワ伐採
● クワ(桑)という木の特徴
土手に大きく根を張っていたクワは、里山で最も勢いのある雑木の一つ。
改めて特徴を整理すると、今回どれほど厄介だったかが分かる。
1.成長が異常に早い
1年で1〜2m伸びることもある。放置すると一帯が藪化するほど。
枝は縦横無尽に暴れ、剪定では追いつかない。
2.光を奪うほどの葉量
葉は大きく密度が高い。
夏に日陰をつくると言われるが、家庭菜園では厄介な存在。
3.浅く横に広がる強い根
主根は浅めだが、横に太い根を何本も走らせるタイプ。
今回の伐根で後ほど根の張り方を確認していく予定。
4.再生力がバケモノ級
幹を切ったらほぼ100%萌芽。
地中の根さえ生きていれば復活する。萌芽スピードも速い(数週間)。
= 伐採だけではダメ。抜根が必須。
5.土地に合うと“勝手に生える”
鳥が実を運び、あちこちに発芽。
湿り気のある鎌倉は最高の環境。
6.斜面を押さえる力は強い
浅くても広く張る根は、表土の安定に寄与する。これは良い面。
● 現場の作業
地表から約5cmの高さでクワを伐採。
幹は硬いのにグネグネ曲がり、斜面での体勢も悪く、体幹に効く作業となった。

だが、ここからが本番。
次は「抜根」。
レモンを植えるためには、ここを空けねば進まない。
■ 畑の作文(アウトロ)
本編は、ただクワを引っこ抜く。ただそれだけの話だ。
けれど、ただではない。
私は、この斜面にレモンの木を佇ませたい。
その一心で、準備を始めた。
できる可能性があるのか。
ある、らしい。
やるのかやらないのか。
やる。
許されるのか。
背中は押された。
他に必要なものは何だろう。
今はない。
まずは場所をあけること。それがすべて。
この斜面を覆っていた正体をたどり眺めていると
「それはクワだよ」と、周りの人たちが教えてくれた。
レモンのための第一歩は、
このクワを抜くことから始まる。
黄色い景色をつくりたい。
いつかこの斜面で乾杯しよう。
レモンサワーでも、レモンスカッシュ。
ここで待つ。



コメント