畑を離れて…
私は畑を出て、養生の日々を過ごした。(約10日)
灼熱の太陽から身を隠し、水のリズムに支えられ、古い葉を断ち切られた。
それは痛みをともなったが、確かに私を軽くした。
「私はまだ立ち上がれる」
そう思える瞬間が、少しずつ戻ってきた。
そして今、私はポットに移された。
まるでドラム缶風呂に浸かるように、土に身を預けている。
ここは畑ではないけれど、ただの休息でもない。
もう少し、力強く、根っこを伸ばすのだ。

根っこが、ポロッと取れてしまった仲間もいます。
Get Up
私がここにいるのは、倒れるためじゃない。
ここで力を取り戻し、畑に帰るためだ。
ピーター・トッシュの声が胸に響く。
Get up, stand up.
Don’t give up the fight.
それは遠くから聴こえる歌声ではない。
私自身の鼓動だ。
Stand Up
畑は、きっとまた私を試すだろう。
太陽は容赦なく照りつけ、土は熱を溜める。
だが、私はもう以前の私じゃない。

この時は、ヤバかった。
ポットはバラバラ。転がってたのを集めて、ちょっと深めに入れてみました。うまくいくかな、楽しみです。
ポットいっぱいに気力と根が張りつめていく。
土に身を沈めながら、私はしばらく空を眺めていた。
颱風が近づき、風が頬を撫でる。
その瞬間、私は確かに感じていた――
「自分の意思で立ち上がるのだ」
コメント