太陽熱消毒の件 〜畑の土をリセット〜

家庭菜園

夏の強い日差しを利用して、畑の土を高温で殺菌する太陽熱消毒を行いました。
透明なビニールで畝を覆い、内部を高温状態にして雑草の種や病原菌を抑える方法です。
今回は、その手順と様子を写真つきで紹介します。

1. Before:作業前の畑

ここは、かつて住宅が建っていた跡地。
家がなくなったあと、家庭菜園として利用されてきました。
しかし、追肥を重ねるうちに土の状態がアンバランスになり、雑草も多くなってしまいました。
このままでは草や病気の原因が残り、作付けには向きません。

2. 畝を立てて準備

雑草や根を取り除き、土をほぐして畝を立てます。
表面を平らにしておくと、ビニールがぴったり密着し、熱がしっかりと伝わります。
とはいえ、そこまで神経質に仕上げなくても大丈夫。大まかに整えば十分です。

3. 灌水とビニールの設置

畝にたっぷりと水をしみ込ませたあと、透明ビニールで覆います。
四辺を土でしっかり押さえて密閉し、風でめくれないように固定します。
灌水は多めがおすすめ。しっとり感があればOKです。

4. 消毒中の様子

日中の熱で蒸発した水分が、夜にはビニール内側にびっしりと結露します。
内部の温度が十分に上がっている証拠です。

ビニールと土でしっかり密閉し、熱を逃さないようにします。
真夏の強い日差しのもとで、2〜4週間この状態を保ちます。
途中で少し端をめくって覗くと、結露や温かさが感じられてちょっと楽しいです。

5. 効果と仕上げ

期間中、地温は50〜60℃に達することもあり、雑草の種や病原菌、害虫の卵を抑える効果が期待できます。
作業を終えたらビニールを外し、軽く耕してガスを抜き、1週間ほど土を休ませてから作付けします。
外した直後には「お、きれいになったな」という達成感を味わえるはずです。

太陽と水とビニールだけでできる、シンプルで環境にやさしい土づくり。
完璧じゃなくても、きっと畑がすっきり整い、まるでサウナ上がりのような爽快感があるでしょう。
……ちなみに、私はサウナはちょっと苦手です(笑)。

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