竹の地下茎対策|家庭菜園を守るための防除と心得

家庭菜園

先週、畑で思わぬ“侵略者”に遭遇しました。土を耕していると、柔らかな土の感触の中に、妙に硬い筋が潜んでいたのです。掘り進めると現れたのは――竹の地下茎。いつの間にか畑の中へ忍び込み、気づけば真ん中にまで侵入していました。

見つけたのは3本。色は白っぽく、ロープのように硬くて長い。まるで地中を走るケーブルのように、畝を横切って根を張っていました。
畑の作物たちも「え、ここに竹?」「どちら様でしょうか?」

竹の地下茎は厄介なの
竹の地下茎は非常にしぶとく、一度入り込むと簡単には抜けません。強く引くと途中でちぎれてしまい、残った断片からまた芽を出してきます。掘り進めると四方八方に枝分かれし、深さ30センチ以上にも潜り込んでいました。地上に姿を見せる前から、地下で着実に勢力を広げていたのです。

家庭菜園の竹対策

  1. 掘り起こして除去する
    基本は物理的な除去です。鍬やスコップで地下茎を追いかけ、できるだけ長く取り出します。掘り出した根は畑に残さず外に持ち出し、確実に処分することが大切です。
  2. 防根シートで侵入を防ぐ
    再侵入を防ぐには「防根シート」を畑と竹林の境界に埋め込む方法が有効です。深さ50センチほどが推奨ですが、実際に掘るとかなりの重労働。それでも長期的には効果が期待できます。
    私は、今後、こちらを検討しています。
  3. 早めに気づく習慣
    畑の片隅に竹が顔を出したら、その時点で地下ではすでに広がっている可能性大。境界を重点的に観察し、定期的に掘り返す習慣をつけることが予防につながります。

間違い探し
下図、左と右

今年(2025)完全に竹が生えてきたので切りました


見えない地下の攻防も畑の一部

今回の出来事で、竹の生命力の強さを思い知らされました。野菜の根域を圧迫し、水や養分を奪ってしまう竹の侵入。けれども、こうした想定外の挑戦が現れるのも、畑というフィールドの醍醐味です。

静かな土の下で繰り広げられる攻防戦を「小さなアトラクション」と考えれば、畑の景色はさらに賑やかに見えてきます。野菜を守るためには、この戦いにも向き合う覚悟が必要だと感じた出来事でした。

今年の冬は、この一角を重点的にメンテナンスする予定です。竹の地下茎が入り込んだ場所を掘り返し、残った根を一つひとつ丁寧に取り除きます。なにをやってもうまくいかないこのエリアですが、だからこそ来年こそはと願いを込め、毎年新しい希望を描いています。

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