■ この記事の献立
場所:市民農園(鎌倉)
季節:2026年2月
気温:17℃(62.6℉)
総マルチ穴数:280
不発:78穴
失敗率:27.8%
作業:観察・記録・計画
背景:冬越し後の敗北感漂う畝
関連:タマネギ不発のリカバリー|Onion misfire recovery
■280穴中78穴が、沈黙しているタマネギの話。
数えてきた。
280穴のうち、78穴が不発。
活着しない。
消えた。
率にすると27.8%。
見た目は「壊滅」を感じる。
全滅ではない。
だが、畝に立つと、空白は確実に目に入る。
マルチの黒い穴に、何もない。
2月は、動きが少ない。
雪が降った日もあった。
これを、ただ眺めてきた。
「タマネギが育たない2月」という言葉が、頭をよぎる。
だからこそ、不発が強調される。
■なぜ、こうなった。理由を考えてみる。
寒さか。
乾燥か。
植え付けの深さか。
それとも、もっと単純な何かか。
定植したのは、まだ暖かさの残る頃だった。
今年に入ってからは、雨が少ない。
202本は生きている。
種から育てた苗の方が、生存率は高いようだ。
ならば、苗が弱かったのか。
扱いがいけなかったのか。
それとも——
こんなものなのか。
■空白は、どうする。
埋めるか。
追い苗を入れるか。
考えなかったわけではない。
だが、
もう間に合わない。
2月も半ば。
気温は低い。
活着には時間がいる。
今から同じ条件で入れ直しても、
結果は大きく変わらない気がしている。
いや、不可だろう。
202本は、すでに動き始めている。
ここに無理に揃えにいくよりも、
このまま進める方が、畝としては安定する。
78穴の空白は、残す。
残して、観察する。
空白も、今年の設計図に書き込む。
去年(2025)の作戦だ。
それとも——
■なにか、植えてみるか。
里芋を入れた、という話も聞いたことがある。
だが、里芋は秋まで場所を占める。
レタスとニンジンを、エントリーしてみる。
全部ではない。
78穴のうち、いくつかだけ。
レタスは、早く終わる。
ニンジンは、静かに根を伸ばす。
空白を、失敗の証にしない。
空白を、設計の余白にする。
空白は、自由枠。
そして——
ニンジンには、秘策がある。
試してみたいことがある。
乞うご期待。
280 holes in black mulch.
78 of them empty.
It feels like defeat.
But not collapse.
February is quiet.
Growth is invisible.
So I leave the blank spaces.
Not as scars —
but as margins for redesign.
Something will be planted there.
Something experimental.
Watch this field evolve.


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