秋大根の準備|米ヌカの次は苦土石灰

大根

苦土石灰をぶち撒ける。秋大根のために。


-イントロ-
先週、米ヌカは畑にダイブした。
微生物たちがざわめき、土は静かに熱を帯びている気がする
わたしは苦土石灰を握りしめた。

こんな感じによく混ぜて下さい


苦土石灰の役割-
・pH調整:酸性に傾いた畑を整え、大根が育ちやすい環境にする。(米ヌカの後対策)
・カルシウム補給:根の裂けや曲がりを防ぎ、まっすぐ育つ力を与える。(願いを込める)
・マグネシウム補給:葉の光合成を助け、生育全体を支える。(多分、これがいい気がする)

-と、いうことで-
米ヌカに続き、苦土石灰を投入した。
少し休ませよう(1週間くらい)
播種まであと少し。
夏の残りが容赦ないが、畑は秋の始まりを告げている。

大根の肥料との付き合い方

肥料が多いと…
・葉ばかり茂って根が太らない(一昨年これでした)
・根が裂ける、または「す入り」になる(10年前くらい)
・味が水っぽくなる(と、言われている)
肥料が少なめでも…
・じっくり育ち、身が締まった大根になる
・土が柔らかく整っていれば根はまっすぐ伸びる
だから、気持ちの揺れどころ
大根を見て「ちょっと元気がないかも?」と思うと、肥料を足したくなる。
でも実際には、追肥が逆効果になる場合もあります
対処法というか心がけ
・本葉5枚くらいまでは、ほぼ土の力で育つので我慢
・本葉6〜7枚で成長が止まり気味なら、畝の片側に軽く追肥
・「育成悪い=肥料不足」とは限らないので我慢


大根と肥料。少なめでいいのに、入れたくなる気持ち
大根は、そもそも肥料をあまり必要としない野菜だ
土が整っていれば、まっすぐに根を伸ばし、太く育っていく
だから、元肥をほんの少し仕込めば、それで十分なはずだ
野菜作り体験の序盤に出てくるアイテムだ

――はずなのに。

芽が小さいまま止まっているように見えたり、葉が思ったより伸びてこなかったりすると、つい手を出したくなる
「肥料を足せば元気になるんじゃないか」と
畑に立っていると、その誘惑に何度も駆られる

そして、大根は肥料を入れすぎると裏目に出る。
葉ばかり茂って根は太らず、あるいは裂けたり、す入りになったり
それは「助けたつもりが、逆に邪魔をした」という結果を生む

だから、大根と向き合うときに必要なのは、肥料よりもダメだったら来年につなげようくらいの気持ち
土を整えたのなら、あとは水と太陽と風に任せる
目の前で少し元気がなくても、それは一時の姿にすぎない
根は静かに土の中で進んでいる

大根は肥料で太らせる作物じゃない
畑に育ててもらう作物と自分に言い聞かせて
種まきを楽しみにしている

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