秋大根、芽吹きの朝と雨の夜筋蒔きの醍醐味。

大根

イントロ

今朝、畑に足を踏み入れると、整えた畝に沿ってずらりと並んだ双葉が迎えてくれた。
ほんの先週に蒔いた種が、こうして小さな命を地上に押し上げてきたのだ。
そう、押し上げてくる。こじ開けてくる。これがたまらない。

発芽のようす

双葉は淡い緑色で、ふっくらと開いている。
こう言っちゃなんだが、地味です。
列ごとに均一に芽が並び、発芽率も申し分ない。
徒長も見られず、土にしっかりと支えられているのが分かる。
スタートダッシュは一斉に順調です。

今後の作業

本葉が出始めれば、いよいよ間引きのタイミング。
葉と葉が触れ合う前に、元気のいい株を残して間引いていく。
ここで、旨そうな奴を抜いてはいけない。
食べるのですが、本筋を忘れてはならない。
ひょいひょいと引っこ抜いて。
そのあとに軽く土を寄せれば、根が安定し、まっすぐに伸びていける。
雑草は、早めに処理しておくのが良さそうだ。
フッカフカなので、ひょろっと抜けます。

間引き菜を食べる楽しみ方

間引いた大根の小さな葉や茎は、そのまま畑から台所へ。ほんの一握りでも、立派な一品になる。
やわらかいというのを生かしたい。

  • サラダ
    水でさっと洗って生で食べる。柔らかい葉と茎はクセがなく、ほんのり大根らしい風味。
    多分、どんな野菜でも会うと思います。
  • おひたし
    熱湯でさっと茹でて、冷水で色止め。しょうゆやだしを軽くかければ、青菜よりやわらかい食感が楽しめる。
    少しごまを散らせば香りも引き立つ。

再来週くらいかな。これが、筋蒔きの醍醐味です。

雨の心配

そして今夜。窓の外では、なかなかの雨が降り始めた。
芽を出したばかりの小さな大根たちにとって、この雨は恵みになるのか、それとも試練になるのか。
土が流されすぎていないか、朝になったら真っ先に確認しようと思う。
強さが試されるのか、運が試されるのか。

まとめ

秋大根は、まだ「土の力」で育っている段階。
肥料を足す必要はない。大切なのは、水分と光、そして根を伸ばすための空間。
今日の芽吹きと、今夜の雨。畑は静かに、しかし確かに秋の物語を進めている。


収穫目標

この秋の畑での目標は、ずばり 30本の大根
双葉の芽吹きから始まった小さな物語を、一本一本しっかり育てて収穫までつなげたい。
一冬、食べれます。プレゼントも出来ます。

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