リン酸とカリウムを中心に、窒素は控えめに

エダマメ

枝豆の根っこです。
もちろん主役はマメですが、この度は、根っこです。
引き抜いたその根には、小さなコロコロとした粒がたくさんついていました。
「根粒(こんりゅう)」というものです。
枝豆や大豆といったマメ科植物の根にできる、ちょっと不思議な“つぶつぶ”です。

この根粒の中には、根粒菌という微生物が住んでいて、なんと空気中の窒素を植物の栄養に変えてくれるそうです。
こいつが働いているんだな。
そんな頼もしい存在がいるなら、肥料はちょっと控えめでもいいかもしれません。

もう少し書きたいので、続く(かも)
続きました

枝豆の後は大根リレー

枝豆を育て終えた畝。次は何を植えようかと考えるのも、家庭菜園の楽しみのひとつです。
実はこの畝、大根にとても相性がいいんです。

枝豆の根にできる「根粒」は、空気中の窒素を土に残してくれます。
そのおかげで、畝には天然の肥料が効いたような状態に。
大根は窒素が多すぎると葉ばかり茂って根が太らなくなりますが、枝豆跡のほどよい残肥は、むしろちょうど良いバランスを作ってくれます。

しかも、枝豆を抜いた後の畝は根が張ったぶんだけ土がふかふか。それは、本当。
大根のまっすぐな根がスッと伸びやすく、仕上がりも良くなるらしい。

さらに言えば、枝豆を植えるときにすでに石灰を少々入れてあるので、酸性を嫌う大根にも安心。
あとは軽く畝を整えて、タネをすじまきするだけで、次の季節へリレーが始まります。

――枝豆から大根へ。
野菜たちのリレーは、畑の循環を感じさせてくれる瞬間です。


枝豆(マメ科)の後に “辞めた方がいい野菜” というのもある

1. 同じマメ科の野菜

  • 枝豆 → 枝豆やインゲン、ソラマメなど。
  • 理由:連作障害(根に病気が残る、根粒菌の働きが落ちる)でうまく育たないことが多い。

2. 葉物野菜(ほうれん草・レタスなど)

  • 枝豆跡は窒素が多めに残っているので、葉物に使うと「葉ばかり茂って硬くなる」「アクが強くなる」といったトラブルが出やすい。

3. ナス科(トマト・ナス・ピーマンなど)に注意

枝豆跡の肥料バランスは良いが、ナス科は肥料食い。追肥が必要になるため「栄養が足りず不作」というパターンも。特に初心者にはあまりおすすめできない。
 ⇒これは季節的にありえないけど、ちょいちょい見かけるから記載します

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