■ この記事の献立
場所:市民農園(鎌倉/Zone9)
季節:2026年2月
気温:18℃(64.4℉)
総植え付け数:299株
不発:78株
不発率:26%
作業:全穴カウント/プロット図作成/分布確認
背景:2月、止まるタマネギ
関連:280穴中78穴が沈黙|2月のタマネギ、不発という設計 — Design Margin

78ってさ、26%だよ。

うん。

これって“失敗率”だよね。

見方を変えよう。

え?

畝一本分。
あたらしく作ろう。
畝一本分。
そう言われて、もう一度、図面を見る。
299株中78株。
不発率26%。
白い穴は生きている。
黒い穴は空いている。
数字にすると、少し冷たい。
けれど、畝に立つと、
それは“空白”として目に入る。
2月のZone9は、動きが鈍い。
地温は低く、葉は細い。
「育たない」のか。
それとも、「まだ動かない」のか。
まずは、数える。
次に、分布を見る。
そして、考える。
何か、ちょうどいい野菜はないだろうか。
条件は二つ。
タマネギと相性がいいこと。
タマネギと収穫期が重なること。
検索すると、ニンジンが出てくる。
――確定だな。
ニンジンで行こう。
なぜなら、
畑でも、皿の上でも相性がいい。
だが、問題がある。
ニンジンは発芽が難しい。
市民農園の畝までは、少し遠い。
ここを攻略しなくてはならない。
多めに播き、発芽の確率を上げる。
もう一つは、底に穴をあけた紙ポットを使う。
発芽後、投入。
直播とポットのコラボだ。
78の空白は、ニンジン実験区。
タマネギのリカバリーから始まる、
もう一つの物語。
One ridge.
Seventy-eight empty holes out of 299.
A 26% gap.
On paper, it looks like a failure rate.
In the field, it feels like space.
February in Zone 9 moves slowly.
Cold soil. Thin leaves.
Not “failure.”
Just not moving yet.
So we count.
We map.
We rethink.
The empty holes become a carrot experiment.
Direct sowing and paper pots.
Same soil, same light.
Different distance to germination.
Not a loss.
A testing ground.


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