ネギ

第2話:「ネギ、充電中。」

避難のあとに切り詰められた葉。黄ばんでしおれた古い葉。それでも、ネギたちはまだ生きている。根元からは小さな新芽が顔を出し始めました。「まだ、終わっていない」ここは“リカバリ病棟”。カゴメの「かる〜い土」に腰を下ろし、静かに呼吸を整える場所で...
ネギ

第1話:Exodus ― 畑からの脱出

こんにちは、私は畑で育っていたネギです。けれど、今年の夏の暑さには、さすがに参ってしまいました。太陽はギラギラ、土はカラカラ。葉の先は茶色く枯れ、外葉は力尽きていく…。「このままでは生き延びられない」その瞬間、私の Exodus(脱出)隣で...
大根

諸刃の刃を味方に。大根づくりと米ぬか

大根を育てる前に、土づくりの一環として米ぬかを混ぜ込む人も多いと思います。米ぬかは土壌の微生物を活性化させ、土をふかふかにしてくれる頼もしい有機資材です。手に入れやすい環境の方は、本当に沢山集まると思います。「まきすぎない」「直前にやらない...
ゴーヤ

One Pickup, One Summer, One Goya

8月初め―小さな始まり夏の畑に黄色い花が咲き、その奥に小さなゴーヤが顔を出しました。まだ細長く頼りないけれど、この瞬間が一番わくわくします。→実がつくのは雌花だけ。雄花の花粉をつける人工授粉で収穫率がアップすると言われているが放置です。真夏...
カボチャ

雑草よけが実った、かぼちゃの収穫

家庭菜園をしていると、必ず頭を悩ませるのが雑草対策です。特に梅雨から夏にかけては雑草の勢いが増し、せっかくの畝をすぐに覆ってしまいます。こまめに草取りをしても追いつかず、どうしても労力がかかってしまいますよね。そんな中でおすすめなのが、雑草よけを兼ねてかぼちゃを育てる方法です。
家庭菜園

太陽熱消毒の件 〜畑の土をリセット〜

夏の強い日差しを利用して、畑の土を高温で殺菌する太陽熱消毒を行いました。透明なビニールで畝を覆い、内部を高温状態にして雑草の種や病原菌を抑える方法です。今回は、その手順と様子を写真つきで紹介します。1. Before:作業前の畑ここは、かつ...
エダマメ

リン酸とカリウムを中心に、窒素は控えめに

枝豆の根っこです。もちろん主役はマメですが、この度は、根っこです。引き抜いたその根には、小さなコロコロとした粒がたくさんついていました。「根粒(こんりゅう)」というものです。枝豆や大豆といったマメ科植物の根にできる、ちょっと不思議な“つぶつ...
エダマメ

茶豆じゃない枝豆

枝豆といえば茶豆。そう思っていたのは私だけだったようで、今年は家族のリクエストに応えて、あえての“茶豆じゃない枝豆”を選びました。種をまけば虫が現れ、芽が出れば鳥が突いてくる。ネットを張り、見回りを続け、それでもどこかで誰かが食べている。空...
さつまいも

さつま芋の栽培方法|芽出しから収穫手前

春今年のさつま芋は、友人に教わった方法で「芽出し」から始めています。種芋を土に伏せてしばらく待つと、紫がかったツルが元気に伸びてきました。この芽たちは、やがて畑に植える「さし穂」になります。一本の芋からたくさんの命が生まれ、また次の芋へとつ...
家庭菜園

米ぬか/rice bran(を調べると出てくる言葉)

米ぬかについて少しお話ししたいことがあります畑にまいてみると、土がふかふかになったり、野菜が元気になったり。でも、それだけじゃない気がしています。微生物のこと、気温との相性、入れるタイミングや量。毎回ちがう表情を見せてくれるのが、面白くもあ...