南関東で育てる秋冬キャベツ|植え付けから収穫までの流れ

南関東の秋冬は、キャベツにとって絶好の季節です。
やっと夏の暑さがやわらぎ、虫の被害も少しずつ落ち着いてくるこの時期。
寒さにあたりながら、葉がしっかりと巻いていく姿は、秋冬畑の主役といえます。


1.植え付け時期

時期の目安:9月上旬〜10月中旬
気温:日中25℃前後、夜15℃を下回る頃がベスト

苗は日差しに慣らしながら、植え付けの1週間前に石灰と堆肥で土づくりをしておきます。
定植後は、しっかり水をあげて根を落ち着かせましょう。

2.防虫ネットで初期を守る

植え付けと同時に防虫ネットをかけるのが鉄則です。
秋はモンシロチョウやコナガがまだ活発で、油断するとすぐに葉が穴だらけになります。

ネットは虫よけだけでなく、雨よけ・風よけ・寒さよけの効果もあります。
南関東では台風や秋雨前線の大雨が多いため、しっかり固定しておくと安心です。

詳しくは:秋キャベツにネットをかける理由と秋ならではの注意点

3.定着期のケア

植え付け後3〜5日ほどで、葉が立ち上がってきたら順調のサイン。
この時期にアミノ酸活力液「健花」を軽く噴霧しておくと、根張りがよくなります。

ただし、やりすぎは禁物。
1〜2回、朝か夕方に霧状で軽くかける程度で十分です。
ついつい、シュシュしたくなります。

4.追肥と土寄せ

1回目追肥:植え付けから2〜3週間後

2回目追肥:結球が始まる頃(11月前後)

いずれも株元から少し離したところに化成肥料やぼかし肥を軽く混ぜ、
その上から土を寄せて株を支えます。

南関東の冬は比較的温暖ですが、乾燥しやすいので水切れにも注意です。

5.冬の寒さと結球

12月以降、冷たい北風が吹き始めると、キャベツはゆっくり葉を巻き始めます。
寒さにあたるほど甘みが増すので、霜に2〜3回あたった頃が収穫の目安です。

もし寒風が強い場所なら、防虫ネットをそのまま霜よけとして利用できます。

6.収穫

時期:12月下旬〜2月頃(品種により異なる)

ポイント:葉を両手で軽く押して“かたく締まっている”と感じたら収穫OK。

7.ヤキソバが好き

ヤキソバが好き。
中途半端な気持ちじゃなくて。

唯一、自分で作れる昼食です。
キャベツには、それほど火が通ってない感じがよい。

シャキッとした歯ざわり。
ソースの香り。
冬の光が差し込む台所。

キャベツを育てている理由の半分は、
きっと、この一皿のためです。

コメント